022-01

2022-05-26 (木) 11:01:15 | Topic path: Top/022-01

第22回研究会

投機ゲームにおける価格変動パターン

著者

片平啓(東京大学), 鈔宇通(复旦大学), 陳昱(東京大学)

概要

本研究では,投機ゲームや実際の金融商品,代表的な市場モデルにおける価格変動を,履歴パターンの出現回数という観点から統計調査を行った.その結果,投機ゲームによる分析から,市場の投機色が履歴パターンの出現回数の偏りとして現れる可能性があることが示唆された.この可能性は,金や為替レートといった実際に投機色が強いと思われる金融商品の分析結果も支持している.また,履歴パターンの偏りは,確率過程モデルでの再現は難しく,エージェント・ベース・モデルといったミクロレベルからのモデリングが必要であると考えられる.

キーワード

経済物理学, マルチ・エージェント・シミュレーション, 往復取引, 認知モデル

論文

fileSIG-FIN-022-01.pdf

添付ファイル: fileSIG-FIN-022-01.pdf 1793件 [詳細]
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