変分自己符号化器を用いたネットワーク埋め込みと金融ネットワークへの応用†
著者†
川上雄大(神戸大学), 江口浩二(広島大学)
概要†
現実世界には, ネットワークで表現される様々な関係データが存在する. その中でも, 関係データの1種である銀行間取引の金融ネットワークに着目し, ネットワーク埋め込みを行った. ネットワーク埋め込みには, 変分自己符号化器を用いており, 取引での貸し手側・借り手側に注目した潜在表現の獲得を目指している. また, データの正規化手法として, min-max normalizationとsoftsign関数を用いたモデルの比較も行う. モデルの評価にはケンドールの順位相関係数を用いており, 再構築とリンク予測の2つの観点から評価する.
キーワード†
ネットワーク埋め込み, 変分自己符号化器, 機械学習